ビットコインゴールドのイメージ

最大の仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」から分岐して誕生した新通貨「Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)」は取引に必要な基盤となる「ブロックチェーン」を稼働させた。大規模かつ協調したサイバー攻撃を受けたが生き残ったとしている。

「大きなできごとは大きな注目を浴びるが、時にそれは望ましいものとは限らない」とビットコインゴールドの公式サイトでは冗談を交えつつ、ブロックチェーンの防衛成功を祝っている。なお、サイトを運営するのは香港のビットコイン「マイナー」出身で、新通貨の誕生を主導したJack Liao氏ら。


ビットコインゴールドは10月にビットコインから分岐。さまざまな技術を組み入れブロックチェーンの正式な稼働に向け準備を進めてきた。一方、仮想通貨と現実の通貨の交換を手掛ける複数の取引所は、ビットコインゴールドの取り扱いに慎重姿勢を示してきた。理由の1つとして「リプレイアタック」をはじめサイバー攻撃に対するセキュリティ上の懸念などが挙がっていた。

ビットコインゴールドの公式サイトによると、今回、当初の計画より少し遅れが生じたものの最初の攻撃をはねのけた。またすでに複数のサービスプロバイダーがブロックチェーンに参加している。今後も公式サイトやTwitter、Facebookなどでは最新情報を発信していくとしている。