ビットコインゴールドのイメージ

仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」の分裂(分岐)が前倒しになり、日本時間の10月24日9~13時にも実施となる可能性を受け、仮想通貨と現実の通貨の交換を手掛ける取引所の動きがあわただしくなっている。

ビットコインが8月に分裂し、新通貨「Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)」が誕生した際、多くの取引所はビットコインを保有する利用者にビットコインキャッシュを付与した。

しかし今回、誕生する新通貨「Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)」については、セキュリティ上の懸念を理由に、付与を行う取引所と、保留する取引所が大きく分かれている。

付与に前向きだった大手取引所のbitFlyerも、分裂の予定時刻の繰り上がりを受け、急ぎ利用者に情報を発信。分裂時点でビットコインゴールドを付与するかどうかは決定していないとした。

付与に慎重な姿勢を示した理由として、10月24日時点でいくつかの懸念を挙げている。「Replay Attack(リプレイアタック、反射攻撃)」というサイバー攻撃への対策をまだ施していない点や、高い信頼性が期待できる通貨発行のための手法「Equihash PoW」への移行が未完了、通貨の基盤となる「ブロック」が安定的に生成するか不明、さらには「ブロックチェーン」の稼動スケジュールが未確定といったところだ。

bitFlyerでは、分裂が恒久的で資産保全の観点から問題ないと判断した場合に限り、分裂前に利用者がbitFlyerで管理していたビットコイン現物と同量のビットコインゴールドを付与し、さらにビットコインゴールドの売買、預入、送付などを取り扱い始める方針だ。