KDDIとビッグローブの画像
KDDIがビッグローブを買収

KDDIは、2017年1月末をめどにビッグローブを完全子会社化する予定だ。ともにインターネットや携帯電話にかかわる事業を手掛けていて、相乗効果を期待している。

ビッグローブの歴史は、NECが1986年に始まったパソコン通信「PC-VAN」までさかのぼる。その後1996年にパソコン通信やインターネットサービスプロバイダ―(ISP)事業などを統合して「BIGLOBE」ブランドが立ち上がり、2006年にNECから分社してNECビッグローブに、2014年にはNEC傘下を離れ、ただのビッグローブという社名になった。最近はMVNO、いわゆる格安携帯電話も展開している。

今回、KDDIは総額約800億円でビッグローブの全株式を取得する予定を明らかにした。子会社化したあとは互いのお客やノウハウなどを生かし、通信はもちろん決済、物販などの分野を盛り上げていく考え。

社名は変わらず

さてビッグローブは、この機会に社名を変更するのだろうか。「auビッグローブ」あるいは「KDDIビッグローブ」などが考えられる。

だがKDDIに問い合わせたところ、目下は社名やブランドの変更は検討していないとのこと。当面、呼び方を変える必要はなさそうだ。

格安携帯でauのスマホが使える?

もう1つ気になるのは格安携帯の件だ。ビッグローブは、NTTドコモの回線を借りて「BIGLOBE SIM」を展開している。

そのためBIGLOBE SIMに乗り換える際は、手持ちのドコモのスマートフォンをそのまま使えることが多い一方、auのスマートフォンなどを使うには困難があった。

KDDI傘下に入ればこうした問題は解消するだろうか。あるいは逆にドコモのスマートフォンなどが使いにくくなりはしないだろうか。

ビッグローブによると、ドコモのスマートフォンが使いづらくなるような変化は考えにくいとする一方、auのスマートフォンで使いやすくなるような取り組みについてはまだ白紙。

選んだプランによってau、ドコモどちらのスマートフォンも使える格安携帯「mineo(マイネオ)」のような例が考えられるが、検討するとしても、今後の話になるそう。