LINE は、東日本大震災からの復興に取り組む東北の子どもたちの活動を支援するため、無料メッセージ/通話アプリケーション「LINE」用のスタンプ「3.11こどもスタンプ」を期間限定で販売していた。このたび、同スタンプ販売で得た総売上高から決済手数料を除いた2,789万2,900円を、子ども支援国際 NGO「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付した。

LINE、震災復興支援「3.11こどもスタンプ」で2,789万円を寄付
左:LINE 代表取締役社長・CEO の森川亮氏
右:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン専務理事・事務局長の千賀邦夫氏

このスタンプは、東日本大震災の復興を支援する目的で2014年3月11日から9月10日にかけて販売したもの。被災地の中学生以下の子どもたちを対象とした「3.11復興支援スタンプデザインコンテスト」を通じ、デザインのほかスタンプに関するエピソードや想いを募って制作した。寄付金は、セーブ・ザ・チルドレンが「子どもまちづくりクラブ」といった東北の子どもたちが復興に向けたまちづくりに取り組む活動を支援するために活用されるそうだ。

「子どもまちづくりクラブ」メンバーが
スタンプを作ったときのようす

販売時の税込価格は100円。寄付から差し引かれる決済手数料は、App Store の運営会社である Apple、Google Play の運営会社である Google、そして決済代行会社への各種決済手数料だという。

3.11こどもスタンプの販売ページ (出典:LINE)
3.11こどもスタンプの販売ページ
(出典:LINE)

なお、LINE は2013年11月の台風30号で壊滅的な被害を受けたフィリピンの被災者を支援するため、復興支援スタンプを発売。日本赤十字社、フィリピン赤十字社を通じて義援金5,877万3,190円を寄付した。

フィリピンの被災者に向け5,877万円を寄付した (出典:LINE)
フィリピンの被災者に向け5,877万円を寄付した
(出典:LINE)