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仮想現実の中で描いたアートがすごい!―「2Dと3Dを融合」「どこまでも入り込める」

世界の中に別の世界があり、どこまでも入り込める(出典:Goro Fujita “Worlds in Worlds”)

仮想現実(VR)技術を応用して描いたアートが評判になっている。「Worlds in Worlds(世界の中の世界)」という作品で、米国サンフランシスコ在住のCGキャラクターアニメーターGoro Fujita氏が手掛けた。

これは、VR作画アプリケーション「Quill」を駆使して描いたものだそう。世界の中の世界という名前の通り、3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)で描いた景色を拡大していくと、小さなおもちゃの中にまったく別の世界が広がっており、さらにその中に、という入れ子構造になっている。

Worlds in Worlds from Goro Fujita on Vimeo.


古くからある発想ではあるが、これをただ1人のアーティストが、VRを使うことでまるで1枚の絵を描くようにして作り上げたという点が驚きをもって受け止められている。着手から完成までに4日間かかったという。

Quillを開発したのはInigo Quilez氏。VRゴーグル「Oculus Rift」などを手掛けるOculus VR傘下のOculus Story Studioのために働いている。

Quilez氏はQuillについて、描き手に「無限のキャンバスを与えてくれる」と説明し、Goro Fujita氏もその通りだと認めている。
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