ニフティのブランドロゴ

富士通は、子会社でインターネット接続サービス事業者(ISP)の老舗として知られるニフティ(nifty)を手ばなす。家電量販店や携帯電話販売店を運営するノジマが買い取るという。

4月にはISPなど個人向けの事業を手掛ける新「ニフティ」と、企業向けの事業を手掛ける「富士通クラウドテクノロジーズ」という2つの会社に分け、新ニフティの方はノジマが全株式を取得する。

ニフティのISP事業は1996年に開始。それ以前のパソコン通信時代も含めて関連分野に長い歴史を持つ。ノジマ側では「黎明期から日本のインターネット社会の発展を牽引してきた」と評価している。

今後ノジマの運営する店舗でPCやデジタル家電、通信機器を買う人に、新ニフティのサービスを案内する、といったことを検討している。また家電や住宅設備などさまざまなものに通信機能を持たせてより便利にするIoT(モノのインターネット)分野でも連携するそう。

一方、富士通クラウドテクノロジーズの方は、社名の通りインターネットなどに接続したコンピューター設備を、契約した企業や個人が遠隔利用できる「クラウド」分野に集中する。親会社である富士通本体との連携も強化していくそう。

ニフティのようなISPの老舗を振り返ると、ハイホー(hi-ho)は2007年にパナソニックグループから離れ、ビッグローブ(BIGLOBE)も2014年にNECグループが手ばなしており、時流といえるかもしれない。なおパナソニックはその後ワンダーリンク(Wonderlink)ブランドでISPに再参入、ビッグローブはKDDIグループが買収するなど新たな動きもある。