NEDO は、設計や生産・製造技術に関する24テーマの革新的な技術を開発する事業を開始する。

NEDO、府省の枠を越え SIP 革新的設計生産技術プロジェクトを始動
プロジェクトのイメージ図

この事業は、内閣府が推進する SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)の課題の一つである「革新的設計生産技術」について、この課題の管理法人である NEDO が委託事業として実施するもの。事業期間は2018年度末までの5年間の予定。

NEDO は、同事業の実施にあたって、成果を実際のものづくりに適用し、研究開発成果を使用した企業や個人ユーザーの意見を得て新たな問題点を洗い出し、研究開発に迅速にフィードバックする、一連の試行錯誤を繰り返す仕組みを取り入れ、革新技術と組織連携の相乗効果としてのイノベーションが生じるメカニズムを実証、実践する。

SIP とは、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現するために、創設されたプログラム。課題ごとにプログラムディレクターを選定しており、同事業では、佐々木直哉氏(日立 研究開発グループ 技師長)をプログラムディレクターとして、基礎研究から出口(実用化・事業化)までを見据えた取組を推進する。