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NEDO、世界初のマグネシウム合金鋳造技術を開発 |
この鋳造法は、鋳型を断熱構造とすることで、鋳型内の溶湯を極力凝固させずに鋳型下端より噴出される冷却水のみで急冷凝固させる。これにより、従来のビレット組織に比べ微細・均一な凝固組織を確保し、優れた鍛造成形性を実現できる。
現在、軽量化が要求される鍛造部材分野への適用に向けた提案と、用途開発を推進中。あわせて、量産化に向け、製造コストを低減できる多面同時連続鋳造技術の開発に着手し、従来の量産ビレットと同等の素材コストの実現に向けた各種生産技術の構築を進めているそうだ。
この開発材を素材とした高品質マグネシウム鍛造部材を、自動車/家電/ロボットのほかあらゆる機械産業分野に供給し、マグネシウムの特性を活かした軽量製品、振動吸収性などに優れた高機能製品、ハイグレード製品に適用されることが期待される。