首相官邸の屋上で見つかったり、英国大使館の敷地内に落ちたり、何かとお騒がせなドローン。事故やプライバシー侵害といった心配はあるものの、道具は使いよう。有効活用が期待されている。そんな注目されているドローン界に、ユニークな新顔が登場した。クラウド ファンディング サービス Kickstarter で支援募集中の「PhoneDrone」だ。
PhoneDrone は、“スマホに翼を授ける”ことでスマートフォンを飛行ロボットに変身させられるドローン。スマートフォンは頭脳にあたるコンピュータを搭載し、カメラや GPS、無線 LAN(Wi-Fi)まで備えているので、PhoneDrone と組み合わせると高機能なドローンとして使える。
飛行制御は、PhoneDrone のスマートフォン用アプリケーションを使って行う。地図上で飛行ルートを設定できるほか、ペアリングさせた別のスマートフォンでリアルタイム操縦することや、そのスマートフォンを持った人の後を自動的に追跡させることが可能。
当然、スマートフォンのカメラを使って写真やビデオが撮影できる。ほかのスマートフォンとペアリングさせておけば、撮影した写真・ビデオをリアルタイムに送信させられる。PhoneDrone に取り付けるとスマートフォンのカメラは真下を向いてしまうが、付属のミラーで前方を撮影するなど調整も行える。
PhoneDrone に対応しているスマートフォンは以下の通り。
・iPhone:4S、5、5c、5s、6、6 Plus
・Android:Samsung Galaxy S II 以降の各種モデル
※画像は Kickstarter の PhoneDrone のページから