トランセンドのSDカードに新製品

トランセンドは、新製品としてストレージ容量512GBのSDメモリーカードと128GBのmicroSDメモリーカードを発表した。最大95MB/秒の転送速度が特徴。日本での発売は4月中を予定しており、価格などの詳細は追って明らかにするとしている。

ラインアップの拡充により、まずスマートフォン向けスタンダード製品「300S」シリーズのSDカードについて容量を16GB~512GBから選べるようになる。またmicroSDカードも16GB~128GBから選べる。


これに加えアクションカメラやドローン向けハイグレード製品「500S」シリーズのSDカードは8GB~256GB、microSDカードは8GB~128GBから選べる。

300Sシリーズに追加する128GB microSDカードは、SDアソシエーションが策定したApplication Response Class 1(A1)規格に準拠し、ランダム読み込みで1,500IOPS、ランダム書き込みで500IOPS、少なくとも10MB/秒の転送速度以上が基準となっている。最大95MB/秒の読み込み速度と45MB/秒の書き込み速度を発揮し、アプリケーションの保存と実行に適しているとのこと。

500SシリーズのSD/microSDカードはUHSビデオスピードクラス30(V30)に準拠しており、途切れのないUltra HD 4Kビデオキャプチャーが可能。

いずれもマイナス25度~プラス85度の極端な温度に耐え、防水、耐衝撃性、防振性、X線耐性を備える。データ転送の信頼性を高めるECC機能もある。製品保証期間は5年。

ところでトランセンド製品といえば、ブランドに便乗しようとする海賊版(ニセモノ)が流通しているのは以前から知れ渡っているところ。3月にも実際はラインアップとして存在しない256GBのmicroSDカードが、インターネットオークション「ヤフオク!」に出品。公式発表で注意喚起する事態になっている。

もちろん今回の新製品は正真正銘の本物だが、ネットオークションやフリマアプリにはまぎらわしいものもあらわれるので、気になる人は家電量販店など身元のはっきりした売り手から購入した方がよさそうだ。