火星探査機「キュリオシティ」 画像提供:NASA |
「キュリオシティ」は2011年11月に打ち上げられ、12年8月に着陸している。2年という時間と9kmの移動を経て、目的地のシャープ山のふもとに到着。
「シャープ山」は巨大なクレーターの中に位置し、火星の年代毎の環境の変化が、地層の分析から解明できると期待されている。
「キュリオシティ」の移動経路 黄色が新しいルート |
「キュリオシティ」は到着後、微生物が生存できる環境がこれまで火星に存在したかについて調査を重ねてきた。着陸地点の「ゲールクレーター」では、何十億年前には湖沼だった場所で、淡水の痕跡を発見している。
これまでの移動の途中で、鋭い岩が突き刺さり6輪のタイヤのうち4輪に穴が空いてしまうトラブルも発生。今後は距離の短いルートに変更するという。
「キュリオシティ」はシャープ山の低い層から地層の調査を始める予定だ。