
「Woolly Bear」は、「キャンピングトレーラーはゴージャスでなくてもよい」と考える人向けの製品。米国Taxa Outdoorsが開発した製品ラインナップの中でも最小のモデルです。

「Woolly Bear」をデザインしたのは、Taxa Outdoorsの創業者兼CEOであるGarrett Finneyさん。Finneyさんは子どもの頃から屋外で暮らすための小さな生活空間に魅せられており、いつかは自分で作りたいと考えていたそう。その夢を叶えるためにNASAに入り、宇宙で暮らす生活空間「国際宇宙ステーション」をデザインする仕事に10年以上従事したそうです。
Finneyさんはその後、宇宙よりももっと身近な場所で使える生活空間作りをしたくなり、NASAを辞めてTaxa Outdoorsを創業し、キャンピングトレーラー作りを始めました。

キャンピングトレーラーに導入
Finneyさんによるキャンピングトレーラーの設計思想は「必要なものはすべて揃えるが、それ以上は装備しない」こと。リビングを自然の中に持ち込むようなキャンピングトレーラーではなく、自分が自然の一部であってそこから切り離されては生きていけないことを実感できるキャンピングトレーラーをFinneyさんは目指しています。

「Woolly Bear」2021年モデルの重さは約576kg。パワーの無い小型車でも牽引可能としています。それでも、屋外での調理に必要なキッチンはしっかりと装備。ガスコンロやクーラー、水タンクなどが備え付けられました。

キッチンを保護する扉は、開くとそのままワークトップ(天板)になるという無駄の無い仕組み。こういったテクニックもNASA時代に学んだのだとか。

ルーフにはオプションでテントを装備でき、ここでは最大で3名が就寝可能となります。

価格はベース部分が1万1,800.30ドルから。日本からの購入も可能ですが、別途送料が必要となります。
