IT インフラソリューションのネットワールドは、米国 Fortinet ロードバランサー新製品「FortiADC Eシリーズ」の販売を開始した。

FortiADC Eシリーズは、Fortinet が昨年買収した Coyote Point Systems の製品をベースとする新シリーズ。ネットワールドは Coyote の販売パートナーとして2000年から販売していた。FortiADC Eシリーズも継続して販売する。

今回販売を開始するのは、最上位モデル「FortiADC-1000E」から、「FortiADC-600E」「FortiADC-400E」、エントリモデル「FortiADC-300E」までの全4モデル。

新しいハードウェアプラットフォーム(4GB メモリ、120GB SSD)を採用、マルチコア CPU とハイパースレッディング機能で、同等モデルの旧 Coyote 製品と比較すると、性能が飛躍的に向上、SSL 処理能力も大幅に強化された。

また、従来の最上位モデルのスループットは 13.0Gbps だったのに対して、FortiADC Eシリーズ最上位モデル FortiADC-1000E では、最大 15.0Gbps のスループットとなった。

FortiADC は、L4〜L7のロードバランシング、SSL アクセラレーションのほか、マルチホーミング(回線負荷分散)、広域負荷分散、コンテンツキャッシング、IPレピュテーション機能などを網羅している。

また、従来の Coyote 製品に実装されていた VMware 運用管理ソフトウェア「VMware vCenter Server」との連携機能は、FortiADC Eシリーズではさらに洗練され、仮想マシンにより効率の良い負荷分散を提供するそうだ。

ネットワールド、旧 Coyote ロードバランサーを Fortinet 製品として販売
「FortiADC 400E」筐体写真