データ統合管理ツール Simpana は、データ保護、アーカイブ、レプリケーションなどの機能を単一のプラットフォームで完結できる製品。VMware や NetApp ストレージとの親和性も高く、柔軟な連携機能も備わっている。
新しいバックアップシステムでは、1次バックアップを NetApp の「Snapshot」機能で取得し、2次バックアップを Simpana による D2D バックアップで実施し、さらに磁気テープへバックアップをする運用に変更した。
これにより、これまで約2週間かかっていたフルバックアップが大幅に短縮され、約3日間で完了するようになった。また、Simpana の重複排除機能による重複排除率は約76%で、2世代分のバックアップ実容量が 31.40TB から 7.62TB に削減された。
さらに、SSD をキャッシュとして利用する NetApp の「Flash Pool」機能により、性能は以前に比べて約15倍向上、レスポンスやファイルアクセスが高速化されたそうだ。
システムの構築は、ネットワールドのパートナーである大崎コンピュータエンヂニアリングが担当した。
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導入構成イメージ図 |