ネットワールドによると、静岡市の TOKAI コミュニケーションズが、同社の岡山データセンターでの新しいクラウドサービスシステム基盤に、ネットワールドが販売する「EMC VSPEX(ヴイスペックス)」を導入したそうだ。

VSPEX は EMC の実証済みリファレンスアーキテクチャ。今回導入された VSPEX は、「EMC VNX5400」ストレージと「Cisco Unified Computing System」(UCS)IA サーバー、「Cisco Nexus」スイッチで構成され、小売業向け CRM/SCM サービス基盤として、2014年9月より本格稼働を開始する。

TOKAI コミュニケーションズでは、静岡県にある第1・第2センターに続き、自然災害のリスクが少なく、安定した電力供給、交通の利便性が高い岡山に、2013年4月、第3のデータセンターを開設、「おかやまクラウドセンター」としてサービスを開始した。

そして、第2データセンターで2009年から開始した「Hi Spec Storage Cloud サービス」を新しいデータセンターに移行、9月から小売業向け CRM/SCM サービス「Pracla(プラクラ)Hosted Private Cloud Enterprise」を提供することになった。

新しいサービスの性能要件が非常に厳しいことに加え、ユーザー企業の個々のニーズに対する迅速な対応力、管理性と拡張性の高さが要求されたので、旧システムで評価が高かった EMC ストレージを中核に、サーバーとスイッチの組合せの自由度が高く、信頼性の高いインフラを短期間で構築できる VSPEX が選択された。

ネットワールドが販売する VSPEX、静岡の TOKAI コミュニケーションズがクラウドサービス基盤に導入
導入構成イメージ図