音声でインターネット上の情報を検索できる「音声検索」。携帯端末に話しかけるだけで欲しい情報を入手できるため、両手がふさがっているときや運転しているときに便利であり、利用シーンが広がりつつある。実際、米国における10代の若者の50%以上が Google 音声検索を毎日使っているという結果が、米国 Google による調査で出ている。

では、日本では実際にどれほど利用されているのだろうか。インターネットコムNTT コムリサーチでは「検索方法」に関する調査を行った。


調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,074人。男女比は男性53.8%、女性46.2%。年代比は10代13.4%、20代15.5%、30代21.3%、40代17.7%、50代14.7%、60代以上17.3%。

スマートフォンなどにおいて音声でインターネット情報の検索ができることを「知っている」人は、全体1,074人のうち794人(73.9%)。その中で実際に音声検索を「利用したことがある」人は351人(44.2%)、「利用したことがない」人は440人(55.4%)、「わからない」人は3人(0.4%)であった。

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スマートフォンなどで音声検索を
利用したことがありますか?(n=794)

(2014年11月21日〜11月25日/全国10代〜60代以上の
インターネットユーザー1,074人)

利用したことがある351人に利用頻度を聞いたところ、「月に一回程度も利用しない」人が176人、約50%を占めた。一方、「毎日使う」人は9人(2.6%)、「週に2、3回程度」の人は27人(7.7%)、「毎週一回程度」は41人(11.7%)と、日常的に利用している人はまだ数少ないようだ。

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音声検索の利用頻度をお答えください (n=351)
(2014年11月21日〜11月25日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,074人)

利用したことがある音声検索サービスは、「Google 音声検索」が258人(73.5%)と最も多く、「Siri」107人(30.5%)、「しゃべってコンシェル」90人(25.6%)、「音声アシスト」13人(3.7%)と続いた。

どのような目的で音声検索を利用したのか、またどのような理由で音声検索を利用したのかを聞いたところ、利用目的としては「地図」162人(46.2%)や「天気予報」108人(30.8%)が多く、利用理由としては「文字の入力が面倒だった」236人(67.2%)という声が多かった。

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どのような目的で音声検索を利用しましたか(n=351)
(2014年11月21日〜11月25日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,074人)

音声検索を利用したことがある場所として多かったのは「自宅」で、247人(70.4%)。逆に「電車など公共の交通機関内」や「レストランなど飲食店」は23人(6.6%)と、利用されにくいことが分かった。

どのような場所で音声検索を利用しましたか(n=351) (2014年11月21日〜11月25日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,074人)
どのような場所で音声検索を利用しましたか(n=351)
(2014年11月21日〜11月25日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,074人)

最後に、便利に感じた点や不便に感じた点を聞いたところ、「自分の声が認識されないことがある」「周りに人がいる公共の場所などでは使いにくい」という声もある一方で、「長い文章のときは音声入力の方が速くできる」「検索エンジンによって差があるが、以前と比べると認識率が格段に上がったのは評価できる」「暗いところや手がかじかんでいるときにも使いやすい」という意見も上がった。