Googleの検索結果イメージ

Googleは12月前半、日本語で医療や健康について調べる際の検索結果を改善した。今後は医療従事者や専門家、医療機関などが提供する、より信頼性が高く有益な情報が上位にあらわれやすくなる。

今回の改善は医療、健康に関する検索のおよそ60%に影響するとしている。


ところでGoogleによると、医療や健康に関する日本語の検索は毎日数百万件におよぶ。分析してみると医療の専門用語よりも、一般人が日常会話で使うような平易な言葉で情報を探している場合が大半だった。

日本ではすでに信頼できる医療、健康に関する情報が多数存在しているが、こうした平易な言葉で見つかる、一般向けの情報は比較的限られている。

そこでGoogleは検索結果の改善を進める一方、インターネット上で情報を発信している医療従事者などに協力を呼びかけてもいる。

具体的には、もっと一般人による検索や閲覧を考慮に入れて欲しいということ。説明に専門用語が多いと、一般人が検索で見つけるのが難しくなり、内容も分かりづらい恐れがある。

医療従事者は、Googleの用意している「Search Console」という機能を使えば、自らのWebサイトを、いったいどんなキーワードで検索した人が閲覧しているか、リストとして確認できる。もしリストを専門用語ばかりが占めていたら、一般人の多くは見ていない恐れがある。

また、もしGoogleで問題のある検索結果を見つけた場合には、教えて欲しいとのこと。PCからは「フィードバックを送信」から、スマートフォンなどの場合は「ご意見・ご要望」から連絡すればよい。