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「GPD Pocket 2」、Indiegogoに登場 ― 手のひらにのるWindows 10搭載PC

「GPD Pocket 2」のIndiegogoでのクラウドファンディングプロジェクトが開始されました。昨年発売された「GPD Pocket」の進化版が、いまなら599ドル(8GBメモリ搭載版)で入手できます。

「GPD Pocket 2」、Indiegogoに登場

「GPD Pocket」とは、7インチサイズのウルトラモバイルPC(Ultra-Mobile PC:UMPC)。登場時は「このサイズでWindows 10が走る!」ことで、UMPCファンの間で話題となりました。

参考画像:昨年発売された「GPD Pocket」

とはいえ、実際に入手した人からはいくつかの不満の声も。その不満は「キーボードの配列が独特過ぎる」「CPUがちょっと遅い」の2点に集約できるかと思います。

「GPD Pocket」のキーボードは左半分はまぁ良いとして、右半分(特に右下)と、ポインティングデバイス周りが使い辛いものでした。キーボード右側の「Alt」や「Ctrl」はあまり使われることがないのに無駄に(?)場所を占領していますし、BackspaceキーとDelキーは打ち間違えることが多く、長文を書いているとかなりいらっとします。

参考画像:「GPD Pocket」のキーボード

「GPD Pocket 2」は、画像で見る限りこのあたりがだいぶ改善されているようです。Backspaceキーを押そうとしてうっかり触りがちだった電源ボタンも、上部のバーに移動されました。実は結構気に入っていたポインティングデバイスが、「右上のオプティカルセンサー+左上のボタン」に変更されたのはちょっと残念…ですが、「GPD Pocket 2」の画面はタッチスクリーンなので、そちらを使えば問題ないでしょう。

改善された「GPD Pocket 2」のキーボード
Tabキーは相変わらず、ちょっと不思議な場所にに。。。

CPUは「GPD Pocket」のIntel Atom x7-Z8750から、 Intel Core m3-7y30に変更されており、処理速度の向上が期待できます。


Atomを搭載した「GPD Pocket」でも、Officeソフトを使用して仕事をしたり、WOWOWオンデマンドで見逃した海外ドラマを楽しむには何の問題もありません。でも、筆者の友人がアメーバモグをやその他のブラウザゲームをプレイしたときには、ときにもっさりしてしまうこともありました。その点、Intel Core m3を搭載した「GPD Pocket 2」であれば、ブラウザゲームなどであれば、もっとスムーズにプレイできるはずです。

アメーバモグ程度でもっさりするとは思いませんでした…。

「GPD Pocket」は、UMPC好きにはたまらないおもちゃでした。仕様に若干トリッキーな部分があり、そこを自分でカスタマイズする必要があったし、またそのカスタマイズが好きな人を呼び寄せているという部分もありました。でも「GPD Pocket 2」はトリッキーな部分が減り、一般的なWindows 10搭載ノートPCに近づきつつあります。もう少し進化したら、ビジネスパーソンが業務用ノートPCを購入する際の、有力な選択肢のひとつとなるかもしれません。

持ち運びが楽!
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