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世界一小さい携帯電話「Zanco tiny t1」


「Zanco tiny t1」は世界一小さい携帯電話。英国ロンドンに本拠をおくClubit New Mediaが開発した。

世界一小さい携帯電話「Zanco tiny t1」

機能を通話とSMSのみに絞り、あとはサイズを小さくすることだけにフォーカスして作られた携帯電話。サイズは高さ46.7x幅21x厚さ12ミリで重さ13グラム。10円玉3枚分の重さでありながら、通話ができるデバイスだ。ジーンズのコインポケットに入れて持ち歩ける。

ジーンズのコインポケットに入れて持ち歩ける

使い道としては、メインで使っている携帯電話のバックアップなど。大きくて重いスマートフォンを持ち歩きたくないシーンに適している。また、海外旅行でも便利だ。

メインで使っている携帯電話のバックアップにぴったり

だが開発元は「Zanco tiny t1」を、実用品というより“2018年のマストバイガジェット”として、ガジェット好きに対して販売したいと考えているそう。“世界一小さい携帯電話”を所有していると思うだけでうれしくなってしまうガジェットギークを喜ばせることが、開発の最大の動機だそうだ。

このため、若干ではあるが、実用性は損なわれている。例えば通話をする場合、口とマイクの位置がかなり遠くなってしまい、通話しにくいという欠点がある。またボタンが小さすぎるため、電話番号をプッシュするのはかなり大変。押し間違えが多発しそうだ。だがそのような欠点さえもむしろ楽しんでしまえるガジェットギークにぴったりの製品が「Zanco tiny t1」ということのようだ。

小さすぎるため、通話が難しい

小さすぎるのでボタンを押しにくい
ギーク心を刺激する変態仕様!

機能としては、300件までの電話番号を登録できる電話帳が搭載されている。バッテリーは200mAhとかなりの小容量。だがスタンバイで3日間、通話で3時間の使用が可能だそうだ。


Clubit New Mediaは現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、30英ポンドの出資+10英ポンドの送料で「Zanco tiny t1」を1個入手可能だ。出荷は2018年5月に予定されている。

日本円で6,000円程度
この価格で世界一が手に入る!

なお、「Zanco tiny t1」で採用されている通信規格はGSMのみ。日本や韓国などでは使用することはできない。だが、海外旅行や出張に頻繁にでかけ、現地でプリペイドSIMを買って携帯電話を使うことが多いという人には、「Zanco tiny t1」は魅力的なガジェットとなるはずだ。

海外だと、むしろGSMが便利なこともあります
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