新型aiboのイメージ

ソニーは犬型ロボット「aibo(アイボ)」を11月11日に発売する。20世紀末に登場し一世を風靡した犬ロボット、大文字の「AIBO(アイボ)」を彷彿とさせる製品。新世代はインターネット接続機能に優れる。

旧世代のAIBOは多くのファンを生み、単なる機械ではなくペットとしての愛を注ぐ人が多かった。ソニーによる修理対応の終了後も、有志の技術者が直して延命を図ったり、壊れて直せなくなったAIBOをとむらったりといった社会現象も起きた。

一方、新世代のaiboはインターネット機能に優れる。SIMカードスロット付きで、スマートフォンなどが使う「LTE」方式の携帯電話回線が使えるほか、Wi-Fiにも接続できるようになっている。

有料プラン「aiboベーシックプラン」に加入すると、クラウドで解析した情報をもとに成長し、専用アプリケーションを入れたiPhoneやAndroidスマートフォンと連携できるほか、「心」というべき本体のデータを定期的にバックアップ(複製保存)することが可能。故障、事故などで修理が不可能になった場合でも、バックアップしたデータを新たなaiboに復元することが可能だ。

デザインはいかにもロボットらしかった旧世代から大きく変わり、そっと触れたくなる丸みを帯びた生命感あふれるたたずまいと質感、シームレスな輪郭が特徴。くるくると動く瞳、個性的な鳴き声、そして耳や尻尾、体全体で表現する動きなどはより「生命」に寄せた雰囲気。

小型1軸・2軸アクチュエーターを開発し、合計22軸の自由度を持たせている。瞳には2枚のOLED(有機EL)素材を採用している。

持ち主からの呼びかけを待つだけでなく、能動的に働きかける。持ち主の言葉や笑顔、頭や背中をなでる行為を認識し、持ち主の喜ぶことを学習する。周囲の環境を徐々に把握し、歩く範囲を拡げるなど状況に応じた行動がとれる。

多彩なセンサーを搭載し、ディープラーニング(深層学習)で音声や画像を解析する。また魚眼カメラを用いた地図作成(SLAM)技術を搭載する。

ソニーでの直販価格は19万8,000円(税別、以下同じ)。aiboベーシックプランは月額2,980円で3年拘束で必須。また不具合や故障が発生した際に修理代が割引となる任意の「aiboケアサポート」が年間2万円となっている。