「AirSelfie」は自撮り用のドローン。スマートフォンケースに入れて持ち運べ、宙に浮かんだ状態で撮影してくれるカメラだ。英国ロンドンに本拠を置くAirSelfie Holdingsが開発した。
同様の商品はすでにいくつか発表されているが、そのサイズはスマートフォン本体よりも大きいものがほとんど。例えば「
Hover Camera」であれば、折り畳み時のサイズ182×132×32.5ミリで重さは238グラムと、iPhone 6 Plusよりもかなり大きめ。これに対し、「AirSelfie」は94.5x67.3x10.7ミリで重さは52グラムとなっている。このサイズと重さであれば、いつも持ち歩いていても、それほど邪魔にはならないだろう。
参考画像:自撮り用のドローン「Hover Camera」
本格的な三脚よりは小さいが、スマートフォンよりは大きい
「AirSelfie」は、「Hover Camera」よりもずっと小さい自撮りカメラ
ポケットに入れて持ち歩ける
使用するには、スマートフォンケースから「AirSelfie」を取り出し、専用アプリで飛行させる。続いてアプリ画面に表示される仮想ジョイスティックで「AirSelfie」をコントロールして、撮影に適したポジションに移動。気に入ったポジションでシャッターを切れば撮影は完了する。撮影した画像はWi-Fi経由でスマートフォンに送信される。
使用するには、スマホケースから「AirSelfie」を取り出し、専用アプリで飛行させ
撮影に適した場所でシャッターを切る
カメラの解像度は5メガピクセル
撮影終了後、「AirSelfie」をケースに戻せば、ケース内部に搭載されたバッテリーバンクによって「AirSelfie」が充電される仕組みだ。一回の使用で飛行可能な時間は3分程度だという。
開発元によれば、観光スポットで記念撮影をする際には、「AirSelfie」は特に便利だそうだ。例えば、滝をバックにして記念撮影したい場合、自撮り棒では長さが足らず、滝のほんの一部しか写せない。だが、「AirSelfie」を使用すれば、スケール感が伝わる写真になるという。
AirSelfie Holdingsでは現在、「AirSelfie」の市販化に向け、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、iPhone 6、i Phone 7、およびSamsung S7 edgeに対応した「HIGH FIVE」バージョンを179ユーロで入手できる。 iPhone 6 Plus、iPhone 7 Plusにも対応した「KISSES-Super early Adopters」バージョンは242ユーロとなっている。これ以外のモデルを使用している人向けには、スマートフォンケースの付属しない「ELECTRIC LOVE-Power Bank + AirSelfie」バージョンが用意されており、こちらは224ユーロで入手可能だ。出荷時期はモデルによって異なるが、2017年3月~4月頃に予定されている。
こんなときには、iPhoneユーザーがうらやましい…。