パナソニックの新製品
(出典:パナソニック)

パナソニックは、高解像度、高速の連写で自撮(セルフィー)が楽しめるデジタル一眼カメラ「LUMIX DC-GF10W」「同 GF90W」を2月22日に発売する。

高速連写による自撮り機能「4Kセルフィー」を強化し、広角レンズの画角をフルに生かして自分撮りができるようにした。風景も入れた自撮りや、大人数での自撮り撮影時に適している。その際、連写速度は秒間15コマとなる。


また「夜景&自分撮りモード」を搭載。シャッターを押すとまず背景の夜景を高速連写で撮影。その後フラッシュで人物を明るく撮影してから、夜景と人物をカメラ内部で合成する。ブレを抑えながら夜景も自分も明るい写真になる。

さらに光学ローパスフィルターを取り除くことで、解像感高く描写できるようにした。モアレや偽色を低減処理で効果的に抑えるヴィーナスエンジンを搭載する。「マルチプロセスNR」により、解像感・質感を維持しながらノイズを抑える。色補正精度も高く、微妙なグラデーションを忠実に再現する。これに加え独自の空間認識技術「DFD(Depth From Defocus)」と高精度のコントラストAFを併用。AF合焦速度は0.07秒。

このほか80度チルトが可能な高精細約104万ドット3.0型のタッチパネルモニターも採用。モニターをチルトするだけで、Fn3(フォーカスセレクト)ボタンがシャッターボタンとして機能する。カメラを自分に向けても右手でシャッターボタンを押せる。「フェイスシャッター」機能により、顔を手などで隠してから再び顔を現すと自動でシャッター動作を開始する。「フレンドリーシャッター」で検出した2つの顔が一定距離以内に近づくとシャッター動作を開始する、といったことも可能。

撮影した写真を加工する効果を合計22種類用意する。効果の強さや色合いを調整できる。このほか質感表現を追求した「L.モノクローム」を搭載。フィルムカメラで撮影したような印象的なモノクロ写真を表現できる。

1,600万画素4/3型Live MOSセンサーを組み込む。いずれもオープン価格だが店頭実勢は9万円(税別)前後となる見通し。標準ズーム、短焦点レンズが付属する。