NTT ドコモは、新たなポイントサービス「d ポイント」を発表した。従来はもっぱら携帯電話料金の支払いに応じてたまっていたポイントを、加盟店での買い物などでもためられるようになる。さらにコンビニエンスストア大手「ローソン」などが参加する共通ポイント「Ponta(ポンタ)」と交換できる。

ドコモ、新ポイントサービス「d ポイント」導入、ローソン店頭で5%の割引・還元
d ポイントが登場する

5月13日に開いた新サービス・新商品発表会で明らかにしたもの。ローソンとの業務提携による、O2O(Offline to Online)が前提となっている。


ローソンとの業務提携による O2O が背景
ローソンとの業務提携による O2O が背景

d ポイントは、既存の「ドコモポイント」を12月に刷新して導入する。専用の「d ポイントカード」またはクレジットカード機能を兼ね備えた「d カード」を入手し、これらを加盟店で提示することで、100円の支払いあたり1点をためられる。なお、ユーザーが保有する既存のドコモポイントは12月に d ポイントへと移行する。

d ポイントの開始当初はローソンの全国1万1,000店舗が加盟店となる。また d カードによるクレジット決済を利用する場合は、Visa/MasterCard 加盟店および「iD」加盟店でも d ポイントをためられる。

この d カードは従来ドコモが手掛けてきたクレジットカード「DCMX」を刷新するもの。年会費が初年度無料の d カード、年額1万円の d カード GOLD、継続して無料となる d カード mini があり、それぞれポイント付与率や特典などが異なる。

ローソンで d カードを利用した場合、特典はかなり手厚い。まず決済金額の3%が割引になるほか、カードの提示、クレジット決済によりそれぞれ100円の支払いごとに d ポイントが1点ずつたまる。つまり合計で5%相当の割引および還元がある。3%の割引については6月から先行して DCMX および DCMX mini で利用できる。

ローソンでの買い物では相当手厚い特典がある
ローソンでの買い物では相当手厚い特典がある

ドコモにとってはクレジット会員を増やす効果が見込める。ローソンは来客増に加え、ドコモと顧客データを共有し、動向分析と商品開発、品ぞろえの管理などに役立てる狙い。発表会場では個人情報にあたるデータも共有するのかと質問が出たが、ローソン側では以前からポンタで個人情報にあたるデータはマスキングをしており、ドコモと共有するデータも同様の扱いになるだろうと示唆した。

ローソンの期待は来客増や顧客データの共有。会場では個人情報に関する質問も出た
ローソンの期待は来客増や顧客データの共有。会場では個人情報に関する質問も出た

なお、ドコモでは d ポイントの導入に伴い、従来は継続利用年数などをもとに6段階に分かれていた会員のポイント付与率、特典を4段階に変更する。d カード GOLD または DCMX GOLD を契約している人、あるいは6か月間で d ポイント1万点を獲得している人は、携帯電話料金の支払い1,000円あたり100点を受け取れる。ほかは一律1,000円あたり10点の d ポイントが受け取れる。

発表会場では長期契約者にとって不利な変更ではないかとの指摘があったが、ドコモはクーポンなどの特典で優遇があるとした。

ためた d ポイントの使い道だが、従来の機種代金の支払いや JAL マイレージ、商品券との交換などに加え、新たにポンタとの交換、 d ポイント加盟店での支払いへの充当、携帯電話料金への充当が可能になる。d ポイントとポンタとの交換比率は1対1を予定している。

ためたポイントの使い道はかなり増える
ためたポイントの使い道はかなり増える