講談社とデジタルガレージのロゴ
講談社とデジタルガレージが取り組む

講談社とデジタルガレージ(DG)は、さまざまな雑誌の内容を抜き出し、インターネット向けに再編して掲載する新メディアを立ち上げる。ひところ流行し、著作権上の問題がかまびすしかった「キュレーションメディア」を連想するが、権利処理済みの記事、写真で構成するそう。

キュレーションメディアは以前、女性に人気の高い「MERY(メリー)」などがインターネット上を席巻し、Google(グーグル)やYahoo! Japan(ヤフー)の検索結果上位をうめつくさんばかりの勢いだったが、著作権上の問題などが見つかり、一部は閉鎖にいたった。

一方、新たに立ち上がるのは「コンピレーションメディア」と呼ぶもので、講談社が保有する権利処理済みの記事、写真を使うとしている。女性に感心の高いファッション、美容、ライフスタイル、インテリア、エンターテイメントといった分野の生活情報を、複数の雑誌から抜き出し、最適なかたちで再編、掲載するという。

講談社とデジタルガレージの説明
コンピレーションメディアの仕組み

講談社の記事制作や編集のノウハウを生かすほか、深層学習などが進歩を見せる人工知能(AI)技術も駆使するそう。DGは傘下の「価格.com」「食べログ」などでつちかったノウハウや、「Twitter」の日本展開で蓄えたSNSによる情報発信、集客、ノウハウを生かす。

講談社とDGはすでにコンピレーションメディアなどのために2016年に両社の合弁会社であるDK Mediaを設立している。

2017年前半に始動する予定。講談社はほかの出版社の参加も呼びかけており、詳細は追って明らかにするとしている。