「容疑者Xの献身」など東野圭吾作品が初の電子化

東野圭吾氏の小説7作品が電子化し、4月24日より配信開始する。緊急事態宣言で外出が難しいなか、家庭での読書がしやすくなる取り組み。

東野作品はこれまで著書の電子化をしてこなかったが今回出版社7社が協力し、それぞれ1作品ずつ電子書籍を配信する。


電子化するのはKADOKAWA、幻冬舎、講談社、光文社、実業之日本社、集英社、文藝春秋から刊行している作品。いずれも映画またはドラマ化され、かつ累計100万部を突破しているものが対象。合計部数は1288万部。

版元と題名、映像化した年は次の通りとなる。

・ KADOKAWA「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2012年)
・ 幻冬舎「プラチナデータ」(2010年)
・ 講談社「流星の絆」(2008年)
・ 光文社「ダイイング・アイ」(2007年)
・ 実業之日本社「疾風ロンド」(2013年)
・ 集英社「白夜行」(1999年)
・ 文藝春秋「容疑者Xの献身」(2005年)

東野圭吾氏も電子化に合わせて次のコメントを公表している。

「外に出たい若者たちよ、もうしばらくご辛抱を!
たまには読書でもいかがですか。新しい世界が開けるかもしれません。
保証はできませんが」

販売する電子書店は「Kindleストア」「Apple Books」「楽天Kobo」「Reader Store」「紀伊國屋書店Kinoppy」「BookLive!」「honto」「BOOK☆WALKER」ほか電子書籍を取り扱う主要書店となる。価格は書店によって異なる場合がある。