
いよいよ日本でも始まった拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」。さっそくスマートフォンで参加し、架空のキャラクター「ポケモン」を入手したという人も多い。一方「機種が古すぎて遊べない」「そもそもガラケー(フィーチャーフォン)だから無理」といった声もちらほら聞こえる。
ポケモンGOは、iPhoneやAndroidスマートフォンを手に町を歩き、カメラ越しに風景をのぞきこんで、ポケモンを捕まえる。捕まえたポケモン同士を勝負させて陣取り合戦をする要素もある。

海外では大流行で、日本でも今やその話題でもちきりだ。だが参加できずにいる人々もいる。というのも、ポケモンGOを遊ぶにはスマートフォンの中身である「OS」がiOS 8.0以降またはAndroid 4.4―6.0.1であることが必要。さらにOSが対応していても一部の機種では正常に動作しない。
iPhoneについては、「iPhone 5」以降の機種であれば問題ない。
Androidスマートフォンは、メーカーの都合で一度買ったあとなかなかOSを新しいものに入れ替えられない機種も少なくない。Android 4.4は2013年に登場したが、2014年あたりに買い換えた人は、まだ古いOSが入っている機種を持っている場合もあるだろう。またメモリー容量は2GB以上が必須、画面の解像度は720×1,280ピクセル以上が推奨となっている。
ガラケーとタブレット、ノートPCという組み合わせの人にも向かない。ポケモンGOはタブレットでの動作を保証しておらず、OSがWindowsの機器では原則として利用できない。
もちろん従来も人気ソーシャルゲーム(ソシャゲ)などについて機種が古すぎて遊べないという声はあった。だがそれらの作品と比べてポケモンGOは格段に高い注目度を誇り、影響力も大きいと見られ、今後古いスマートフォンやガラケーから新しいスマートフォンへの買い替えが大きく進むかもしれない。
なお、詳細についてはポケモンGOの公式サイトを参照されたい。
【追記2016/7/22 18:30】
シャープでは、OSがAndroid 4.4以上であるにもかからずポケモンGOがダウンロードできないスマートフォンがあったと報告している。すでに対応は完了したという。
恥ずかしながら、弊社では明確な原因がわからず、お知らせに時間を要してしまいました。申し訳ありません。きょうお昼の段階で、ポケモンGOできなかったというお客さま、お手数ですが再度ダウンロードをお試しいただければと思います。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2016年7月22日
最近のシャープ製スマートフォンを使っており、一度試したがポケモンGOを遊べなかったという人は再度挑戦してみてもよいだろう。