「Xbox One Kinect センサー」を Windows 8 搭載 PC で利用できるようにするアダプタ。「Windows SDK 2.0」を使えば、9月の Xbox One の発売に合わせて10月に登場した「Xbox One Kinect センサー」と Windows PC やタブレットとを接続できる。
Kinect は、PC の操作をより直感的なものにして、ジェスチャや会話で自然にテクノロジーと関われるようになるインタラクティブな体験の目指すもの。2012年に Windows PC で動作する「Kinect for Windows」が登場、現在も開発が進行中。
「Kinect for Windows v2 センサー」オープンベータ版が7月に提供され、様々な業界で研究開発が進んでいるそうだ。Kinect SDK 2.0 や、今回の「Xbox One Kinect センサー用 Windows PC アダプター」により、開発者は簡単に Kinect 体験を作り出せるようになる。
Kinect の最新事例としては、高齢者向け理学療法や教育用インタラクティブホワイトボードがある。
高齢者が医療施設ではなく自宅でリハビリできる、インタラクティブ プログラムが開発されている。Kinect を使ったジェスチャーのモニタリングで、患者が正しい方法でリハビリしているかを確認できる。(Intel と GE の共同事業 Care Innovations)
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高齢者向け理学療法に Kinect を応用 |
また、どんな表面もタッチスクリーンに変えることができるインタラクティブテクノロジーにより、物理、歴史、数学などの教科で、インタラクティブなホワイトボードが登場している。(https://www.ubi-interactive.com/kinect-v2/Ubi Interactive がメキシコのプエブラで開発したインタラクティブ テクノロジー。)
Kinect SDK 2.0 は、無料でダウンロードできる。
また、商用利用できる Kinect SDK 2.0 がリリースされたので、Windows ストア向けの Kinect アプリを展開できるようになった。