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「ポケモンGO」便乗アプリ絶好調―3,900万ダウンロード、9割が迷惑広告

ポケモンGO、便乗アプリが続々

人気の拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」。便乗する偽物・不正アプリケーションなども絶好調だ。内容の多くは迷惑広告だそう。セキュリティ企業のトレンドマイクロが報告した。

Androidスマートフォンのアプリを入手するため多くの人が利用する「Google Play」には、8月16日までに合計1,575件の便乗アプリが登場し、ダウンロード数は合計で約3,900万回に達しているそう。

ゲームの攻略ガイドやマニュアルなどを名乗るものもあるが、実際のところは9割がただ別のアプリをダウンロードするよう宣伝するだけの「アドウェア」だ。

多くは「アドウェア」だ(出典:トレンドマイクロ)

一例として、ポケモンGOのゲーム内通貨「ポケコイン」を簡単に入手できるとうたったものがある。通常は地道にゲームを進めるか課金によって取得するのだが、もっとたやすい方法があると誘惑する内容。もちろんすべて虚偽だ。

「ポケコイン」が楽に入手できるとうたうアプリ(出典:トレンドマイクロ)

アプリであれこれもっともらしく細かな設定作業をさせるが、意味がなく、最後には別のアプリをダウンロードするよう案内がある。

あれこれ設定作業をさせるが

結局は無関係なアプリのダウンロードを求めてくる

こうしたアドウェア以外にもっと厄介な便乗アプリもある。画面をロックして元に戻してほしければ金銭や個人情報をよこせと脅迫するものや、スマートフォンを外部から不正に遠隔操作する準備をするものなどだ。

被害を避けるためにはAndroidスマートフォンを最新の状態に保つのはもちろん、Google Playで開発者の正体が分からないアプリをダウンロードしないこと、さらにGoogle Play以外のあやしげなところからアプリをダウンロードしないこと、だそう。

またポケコインを簡単に入手できるなど、「非現実的な」話で誘う手口に注意すべきとしている。ゲームを有利に進めるため「ウラ技」ができるアプリを使いたくなる人は多いが、うまい話には裏があると、トレンドマイクロは釘をさす。またGoogle Playなどでアプリの評価を確認することも役立つ。とりわけ評価に偏りのあるアプリには注意すべきだという。
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