
人気の拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」が、2016年の熊本地震から復興を進める地域でイベントを実施する。ゲームのキャラクター(ポケモン)「カビゴン」がよく出現するようになり、入手しやすくなる。
熊本県全域、及び大分県由布市、別府市で、カビゴンが現れやすくなるとの情報が届きました。ポケモンのふえに起こされたのでしょうか?この現象は3/4から3/13まで続くようです!現地は復興作業が続いている地域、場所がございます。危険な場所には立ち入らず、熊本、大分を楽しんでくださいね! pic.twitter.com/24SbqeLuOI
— Pokemon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2017年3月2日
熊本県全域と大分県由布市、別府市が対象。3月4日~13日まで続くそう。
なお、復興作業が続いている地域、場所があり、危険な場所には立ち入らずに楽しんでほしいと、ゲームを運営するNiantic(ナイアンティック)は呼びかけている。
ポケモンGOは2016年にも、東日本大震災で激しい被害があった東北太平洋側3県の沿岸部でもイベントを実施するなど、復興を進める被災地に多くの人が足を運ぶような取り組みを以前から実施している。

また2017年2月には国内すべての自治体と連携し、地域活性化などに協力する姿勢も打ち出している。

今回の熊本・大分両県での取り組みは、こうした社会貢献の一環だろう。
ちなみに登場するのがなぜカビゴンなのかという点については、ポケモンGOで遊んでいる人のあいだでやや困惑した声も出ている。カビゴンは比較的珍しいポケモンとはいえ、ゲーム開始当初からつかまえることができ、すでに多くの人が所有している。
さらにポケモンGOは最近約80種類の新たなポケモンを追加したばかりで、イベントの目玉にするならそこから選んだ方が盛り上がったのではないか、とも考えられる。
とはいえカビゴンをまだ持っていない、あるいは育て上げたい、という人で、熊本・大分へ足を運ぶ機会があるのであれば、よい機会とはいえる。