サブウーハー内蔵2.1chサウンドバー「DHT-S216」

DTS Virtual:XとBluetoothに対応した、サブウーハー内蔵2.1chサウンドバー「DHT-S216」をデノンが12月上旬に発売する。

横幅890mmの小型筐体。カスタムメイドのツイーターとミッドレンジドライバーに加え、エンクロージャーの底面に向けて2基の75mmサブウーハーを搭載。低音の量感とクリアネスが両立するよう設計したバスレフポートをエンクロージャーの左右に配置している。


入出力は4K対応のHDMI入出力を各1系統、光デジタル入力を1系統、アナログAUX入力を1系統装備する。音声フォーマットはDolby Digital、DTS、AAC、リニアPCMに対応する。オーディオ・リターン・チャンネル(ARC)やHDMIコントロール機能(CEC)を利用でき、テレビとHDMIケーブルで接続すると、簡単に音声をサウンドバーで再生したり、テレビのリモコンでの音量調整や電源オン/オフが行ったりできるようになる。

サウンドチューニングはデノンのHi-Fiコンポーネントと同様、サウンドマネージャーと音質担当エンジニアが行う。DSPによる補正に依存せず、スピーカーユニットの基本設計、エンクロージャーの形状、吸音材の分量・配置を調整している。

サウンドモードとして、臨場感豊かにワイドな空間を描く「Movie モード」、ボーカルや楽器の音を鮮やかに奏でる「Music モード」、控えめな音量でも迫力を感じられる「Night モード」の3種類を搭載。さらにニュースやナレーション、映画のセリフなど、人の声を明瞭にする「ダイアログエンハンサー」機能もある。人の声の周波数帯域だけを強調することで、全体の音量を上げず聴きとりやすさを向上させる。効果は3段階で調整できる。

これに加えデノン製サウンドバーとして初の「Pureモード」を搭載。サウンドモード、バーチャルサラウンド、ダイアログエンハンサーなどの処理を停止し、デノンのHi-FiコンポーネントやAVアンプと同様、原音への脚色を行わずそのまま再生する。オープン価格だが、店頭実勢は2万4,750円(税込)。