デノン、NEシリーズ後継のエントリーCDプレーヤー「DCD-600NE」とプリメインアンプ「PMA-600NE」

デノンは、CDプレーヤー「DCD-600NE」およびプリメインアンプ「PMA-600NE」を2019年9月下旬に発売する。ベストセラーHi-Fiコンポーネント「390/755シリーズ」の後継機。

サウンドマネージャー山内慎一氏の「Vivid&Spacious」方針のもとで設計およびサウンドチューニングを行っている。


DCD-600NEは独自のアナログ波形再現技術「AL32 Processing」を搭載。CDに記録してある16bitの信号を元に32bit化し、より原音に忠実なサウンドを再現するとする。信号への色付けを排除し、原音に忠実な再生を行うための「ミニマム・シグナル・パス回路」、デノン専用に開発した高音質カスタムコンデンサー、「ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション」など上位モデルと同様の部品を組み込んでいる。

PMA-600NEは、定格出力45W+45W(8Ω、20 Hz ~ 20 kHz、THD 0.07%)のステレオプリメインアンプ。4系統のアナログ入力、MMカートリッジ対応Phono入力に加え、1系統の同軸デジタル入力と2系統の光デジタル入力を備える。Bluetooth機能も備え、スマートフォンなどからさまざまな映像を再生できる。アンテナはHi-Fiアンプらしい佇まいを損なうことのないように内蔵タイプとした。増幅回路は上位モデル同様にプリアンプで増幅を行わず、パワーアンプのみで増幅を行うハイゲインアンプ構成。増幅素子にはデノン伝統のHC(ハイ・カレント)トランジスターを採用。一般的なトランジスターの3倍のピーク電流供給能力を備えるHCトランジスタをシングルプッシュプルで用い、多数のデバイスを並列駆動することによって生じる問題に対処している。アナログ入力のソースを再生する際にデジタル入力回路への給電を止めて高周波ノイズの発生を防止する「アナログモード」も搭載する。

希望小売価格はCDプレーヤーが4万7,000円(税別、以下同じ)、プリメインアンプが5万2,000円。