ゲリラ豪雨などの予測

ゲリラ豪雨が降るかどうかなどを、1km四方ごとに5分間隔で予測できる新機能をウェザーニューズが導入した。iPhoneなど向けの天気情報アプリケーション「ウェザーニュースタッチ」の「マイ天気」や「天気予報Ch.」から利用できる。

ウェザーニューズはこれまで、5km四方ごと、1時間おきに天気を予測していたが、新技術を導入して飛躍的に精度を高めた。計算するデータ量としては1,800倍に増えるが、ゲリラ豪雨などの局地的かつ突発的な現象をより的確にとらえられる。


ゲリラ豪雨や竜巻などは、原因となる積乱雲(入道雲)の大きさが数km~十数kmと影響範囲が狭いと情報として反映しきれなかったが、今夏以降はよりうまく対応できるという。また熱中症の警戒情報も従来以上に正確に発表できるようになるため、救急搬送者の軽減につなげていきたいという。

全国約1万3,000地点の独自観測機による気象観測データや、気象庁の人工衛星「ひまわり8号」の画像、ウェザーニューズを利用している人などの協力による実況報告、過去10年のデータを人工知能(AI)向け技術である機械学習で解析するなどしている。

新機能はすでに3月から試験運用してきたところ、6月までの予報精度は以前より平均して3.3%、高い所で4.0%向上したという。