雲海出現NAVIのイメージ

雲が海のように広がる幻想的なながめ「雲海」。全国20か所でその出現を予測するシステム「雲海出現NAVI」をウェザーニューズと三菱自動車工業が公開した。

ドライブ旅行などをうながすために三菱自工が運営している特設サイト「週末探検家」の一部として利用できる。


日本は国土の70%以上が山地と丘陵地で、湿度も高い環境であり、雲海が見られる場所も多い。しかし地形と気象条件の偶然が重なって発生する自然現象であるために、期待して出かけてがっかりする羽目にもなりかねない。

雲海たなびくイメージ

そこで事前にある程度、雲海の出現確率を予測するシステムを作ったそう。ウェザーニューズの雲の専門家による知見と人工知能(AI)向け技術を生かし、天気、気温、気圧、風向風速、湿度の予測データや3Dの地形データなどを組み合わせて、雲の形状をシミュレートする。

出発地点の住所を入力すると、そこから最も近い雲海観測スポットの週末の雲海出現確率が数値であらわれる。また「雲海までのルート案内」として出発地点から最も近い雲海観測スポットへのルートも簡単に把握できる。

雲海までのルート案内

これに加え雲海出現MAPから行きたい雲海観測スポットを選ぶこともできる。山上の遺跡が雲海に浮かぶ「天空の城」こと竹田城跡の奇観を楽しめる兵庫県の立雲峡も対象だ。