写真共有サービスの「Instagram(インスタグラム)」。注意すべき点を、セキュリティ企業Kaspersky(カスペルスキー)がまとめている。「Fembot(女性ボット)」などに用心するようあらためて主張している。
カスペルスキーは、世界中の誰でも見られるインスタグラムの公開アカウントで我が子の写真などを投稿し続けた場合、犯罪に巻き込まれるリスクがあると示唆し、家族や友達とシェアしたいだけであれば非公開アカウントにしてもよいはずだと訴えている。
一方で、非公開アカウントにした場合に気を付けるべき罠として「Fembot」を挙げている。
インスタグラム上でボーイフレンドなどを探している美女のように見えるアカウントで、非常に数多く存在し、非公開アカウントに大量の「フォロー」申請を送りつける。うっかりフォローを許可すれば、相手は非公開アカウントの写真を入手できるようになる。
カスペルスキーによると、これらは本物の女性ではない。プライベートメッセージを返したり、相手が送りつけたリンクを開いたりしないよう注意している。
Fembotのようなものは、Twitterなどにも数多く存在する。とはいえプライベートな写真のシェアに利用しているインスタグラムで、うっかりフォローを許可した場合のリスクは想像に難くない。
もちろんアカウントを非公開で使うほど用心深い人であれば、まずは間違いは犯さないとも考えられるが、弾みというものがあるので、やはり気を付けたい。