ヤフーは、カーナビアプリケーション「Yahoo!カーナビ」の機能拡充を発表。渋滞情報の品質を向上させるほか、三井住友海上火災保険のアプリ「スマ保『運転力』診断」と連携したサービスの開始を予定している。

「Yahoo!カーナビ」がさらに充実--渋滞情報の向上や運転力の診断サービスなど
「Yahoo!カーナビ」の機能が拡張

Yahoo!カーナビは、一般的な車載型カーナビと同等の高品質なイラストでナビゲーションするほか、進路のレーン情報や分岐などの立体表示、交差点名の音声読み上げといった機能を備えるアプリケーション。スマートフォンとタブレット端末に対応しており、2014年7月31日にリリース後、現在までの累計ダウンロード数は300万件近くに達するという。

ヤフーは4月以降、アプリ内で提供する渋滞情報の品質向上を予定。道路交通情報通信システムセンターの渋滞・交通規制通知サービス「VICS」の情報に加え、Yahoo!カーナビで保有しているプローブ情報(ユーザーがアプリを起動して実際に走行した情報)を元にした独自の渋滞予測データを提供開始する。これにより、従来カバーできていなかった道路を含む広範囲の情報提供や、VICS とプローブをミックスさせた情報の高密度化などを図る。今夏には三井住友海上火災保険のアプリ「スマ保『運転力』診断」との連携開始も予定しており、Yahoo!カーナビを起動して運転した後に、アプリ上でドライバーの運転傾向の分析・診断を表示できるようになる。

ドライバーの運転傾向を分析・診断
ドライバーの運転傾向を分析・診断

ヤフーは、Yahoo!カーナビと連動してさまざまなサービスを提供するカーテレマティクス事業「ヤフーカーナビプラス(仮称)」を構想しており、自動車損害保険や自動車整備といった Yahoo!カーナビと親和性の高い領域の企業との連携を今夏より順次進めていくとしている。