日本相撲協会とドワンゴから全世界の相撲ファンに向けて提供されているスマートフォン用アプリケーション「大相撲」の iPhone 向け最新版「バージョン1.2.1」(4月20日リリース)が、Apple の腕時計型ウェアラブル デバイス(スマートウォッチ)「
Apple Watch」に対応した。これにより、手元の Apple Watch で取組速報や決まり手を確認したり、「ごひいき登録」したお気に入り力士の情報をプッシュ通知で受け取ったりできる。これで iPhone と Apple Watch が“タニマチ必須アイテム”になるだろうか。
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iPhone 大相撲アプリが Apple Watch に対応
(出典:日本相撲協会/ドワンゴ、Apple) |
大相撲アプリケーションは、国内ユーザー向けだけでなく、2015年1月から海外のファン向けに英語版を提供している(iOS 版、
Android 版)。幕内力士のプロフィール/戦績を確認できるほか、本場所期間中は幕内の各取組終了後に、1日1動画に限ってその日の取組を動画で見られる。有料の「タニマチ会員」になると、2010年(平成22年)5月場所以降の取組ムービーが、すべて無制限に視聴可能になる。
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全世界の相撲ファンにスマホで情報発信
(出典:日本相撲協会/ドワンゴ) |
今回の最新 iOS 版を Apple Watch と連携させて使うと、本場所の開催期間中は最新の取組速報が Apple Watch 上で最大3件まで確認できる。決まり手などの詳細情報も閲覧可能だ。また、iPhone アプリケーションで好きなお相撲さんを「ごひいき登録」しておくと、その力士の取組情報がプッシュ通知される。取組の時間帯に電車の中などで iPhone を取り出しにくい状況が多い相撲ファンにとって、これら機能はありがたいはずだ。
そのほかにカウントダウン機能を備え、番付発表や次の本場所開始までを日々カウントダウンするなど、「様々なタイミングに合わせて相撲ファンの気分を盛り上げ」るという。さらに、Apple Watch のハンドオフ機能に対応しているので、Apple Watch で情報や動画を見ている途中で iPhone に持ち替えると、続きを iPhone で楽しめる。
なお、
ICT 総研の実施した調査によると、Apple Watch を「既に予約した」人と「購入しようと思っている」人の割合は合わせて8.0%で、「購入するつもりはない」人は72.5%だった。購入希望者が増えるにはキラー アプリケーションが必要だろう。
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Apple Watch の購入意向
(出典:ICT 総研) |
例えば、「LINE」は
10代女性や
新成人の9割超が利用し、「
LINE が生活の一部」になるほど使用頻度の高いスマートフォン界のキラー アプリケーションだが、こうした
LINE の Apple Watch 対応は Apple Watch 普及の起爆剤になる可能性がある。大相撲アプリケーションの Apple Watch 対応も、今まで iPhone や Apple Watch への関心など抱かなかった層に訴求するかもしれない。
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LINE は Apple Watch のキラー アプリ?
(出典:LINE、Apple) |
ちなみに、Apple Watch の発売日は4月24日で、
購入予約受付は4月10日から行われている。