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タイヤの代わりにスニーカーを履いた自転車「シューズバイク」―6足のスニーカーを履いて、がたがたと

コンチネンタルタイヤが制作した「シューズバイク」
(画像はコンチネンタルタイヤのFacebookページから)

世界最大級のサイクリングイベント「プルデンシャル・ライド・ロンドン」。このイベントのフリーサイクルに、ドイツのタイヤメーカーコンチネンタルタイヤが「シューズバイク」で参加し、道行く人からの注目を集めた。

「シューズバイク」は、スニーカーを履いたマウンテンバイク。合計6足のスニーカーが、太いスポーク(?)の先端に取り付けてあり、タイヤの代わりとして機能している。

タイヤの代わりに、6足のスニーカーを履いている
(画像はコンチネンタルタイヤのFacebookページから)

「シューズバイク」のアイディアは以前からあり、これまでにも多くのデザイナーや自転車愛好者が試作車を公開するなどしてきた。だがそれらの多くは走れなかったり、また走れたとしても数メートルに留まったりするものだった。

参考画像1:Max Knight氏によるWalking bike


長距離は走れない

参考画像2:タイヤとして履き古したスニーカーを使用した例

だが今回発表された「シューズバイク」は、タイヤメーカーが開発しただけあり、走りはかなりスムーズ。公開された映像を見ても、それなりの距離を走っているのがわかる。スピードもそれなり。もちろん、他の自転車にはまったくかなわないし、歩道を歩く女性よりもやや遅めのスピードにすぎないのだが。

「シューズバイク」は、前述の通りマウンテンバイクを改造したもの。映像を見るとベース車両にマウンテンバイクが選択された理由がよくわかる。走行時の上下動はかなり激しいので、サスペンションが必須なのだ。

「シューズバイク」を維持するには、普通の自転車よりも費用がかかる。走行を続ければスニーカーの底がすり減ってくるのだが、その際には交換用のスニーカーを6足購入しなければならない。その費用はタイヤよりも高いだろう。

「シューズバイク」は、いまさらながらタイヤの素晴らしさを実感させてくれる自転車だ。

ちなみに、「シューズバイク」で採用されたスニーカーは、アディダスのものだそうだ。

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