
「Nakefit」は、貼るビーチサンダル。イタリアナポリ在住のエンジニアSabato Alterio氏が制作した。

夏のビーチでは、砂の温度が50度を超えることもあるのだとか。そんな砂浜の上を裸足で歩くと、足の裏をやけどしてしまうことも。ビーチサンダルを履いていれば大丈夫だが、海に入るときにビーサンは脱がなければならない。
「Nakefit」は防水タイプ。足の裏に貼ったままで、海に入ることが可能だ。ビーサンを履いたまま海に入ると脱げてしまうが、「Nakefit」であれば、その心配はない。

使用時には裏紙をはがして足に貼る。使い捨てタイプなので衛生的で、ビーチなどに備え付けられているサンダルを使いまわしたときのように、水虫への感染の心配がないそうだ。もっとも、日本人には水虫はそれほど多くはないのだが。

用途について、Alterio氏はビーチでのナンパにぴったりだと主張している。裸足で女性に近づいた場合、足の裏が熱くなってしまい、長時間の会話が難しい。だが「Nakefit」を足に貼ってあれば砂の熱さを気にせずに女性と話すことができる。気が付くと二人の距離も縮まっているはずだと、Alterio氏は述べている。


長時間会話できない

足の裏が熱くならないので

また、Alterio氏によれば、「Nakefit」は比較的滑りにくい素材でできているため、岩場を歩く際にも便利だそうだ。

“ビーチサンダルを脱いだり履いたりしなくても、砂浜、ビーチそして海の中をシームレスに移動できる。”これが「Nakefit」の強みのようだ。

Alterio氏は現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施している。30ユーロの出資と12ユーロの送料で、10足入りの「Nakefit」を1パック入手可能だ。出荷は2017年7月に予定されている。

「Nakefit」のその他の利用シーンとして、Alterio氏はサウナもあげている。イタリアではプール、サウナ、ジャグジーを繰り返し数回まわることもあるが、「Nakefit」を装着していれば、これらすべてをサンダルを脱いだり履いたりせずに行き来できる。使い捨てなのでサウナの運営側が用意したサンダルとは違い、水虫への感染の心配がない。また、サンダルのパタパタとした音がないので良いムードを維持しやすく、女性との距離も(以下、略)。
