
2014年にプロトタイプが公開されて話題となった「Wide Path Camper」。その出荷が9月に開始されると発表された。

「Wide Path Camper」とは、自転車で牽引するキャンピングカー。二つ折りにできるのが特徴で、移動時には二つ折のコンパクトな状態で自転車で牽引し、キャンピングカーとして使用する際には通常サイズに戻して利用する。この仕組みにより、自転車牽引タイプのキャンパーでありながら、大人2名の就寝を可能にした。

(画像はプロトタイプ時のもの)

(画像はプロトタイプ時のもの)

(画像はプロトタイプ時のもの)
室内に備え付けられたベッドは、折り畳むとソファになる。折り畳み式テーブルと一緒に利用することで、「Wide Path Camper」は単に寝るだけの場所ではなく、くつろげるキャンパーとして使用可能だ。

(画像はプロトタイプ時のもの)

(画像はプロトタイプ時のもの)
二つ折り時のサイズは99x130センチ。キャンピングカーとして使用する際のサイズは99x260センチで、重さは45キロと小型軽量。開発者であるデンマーク在住のMads Johansenさんは、「Wide Path Camper」は女性でも牽引できると述べている。

(画像はプロトタイプ時のもの)
ただし、坂道を登るのはかなり大変だそうだ。また、向かい風、横風にも弱いという。

(画像はプロトタイプ時のもの)
価格は標準タイプで3,500ユーロ。様々なオプションが用意されており、例えばソーラーパネルパッケージは1,250ユーロ、キッチンパッケージは250ユーロなどとなっている。

「Wide Path Camper」を見ていると、「自転車があればどこでも行ける!」と思えた子どもの頃を思い出す。「Wide Path Camper」を自転車で牽引しながら、夏のデンマークを旅するのは楽しいかもしれない。だが、自転車は、電動アシスト付きを選びたい。

(画像はプロトタイプ時のもの)