ロボット掃除機「ルンバ s9+」
ルンバ

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「ルンバ s9+」を2月28日に販売開始する。本体の形状を変え、高性能センサーを搭載し、部屋の隅や壁際の隙間も細かく清掃できるようにした。

新設計の「D型」形状で、部屋の隅や壁際のゴミをとらえられる。ルンバ前方に高性能センサーを組み込み、進行方向にある壁の位置や奥行きを立体的に感知し、今まで行けなかった隙間や入り組んだ場所まで接近できる。コーナーや壁に沿った清掃が可能。


ルンバ独自の「vSLAMナビゲーション」は、ルンバ本体にある光学センサーで毎秒23万400以上のデータポイントを収集し、そのデータを1.3GHzのクアッドコアプロセッサーで処理、家の中のマッピングを行い、間取りを認識する。例えばリビングルームからキッチンへの最適なルートなども判断できる。

どこにいても現在位置を正しく認識し、清掃済みのエリアとこれから清掃するエリアを判別し、より素早く、効率よく稼働する。

幅が約30%広くなった2本のゴム製ブラシは、カーペットでもフローリングでも床の表面に合わせて柔軟に対応する。一方のブラシが汚れを浮き上がらせてかき出し、もう一方のブラシが逆回転することでゴミをかき込み、40倍に向上した吸引力で、微細なゴミやペットの毛を逃さず取り除く。カーペットでは自動で吸引力が高まるパワーブーストが働き、カーペットの奥に潜むゴミやホコリを吸い上げる。

さらに特別なデザインを採用した30ミリのブラシ5本からなるコーナーブラシを備える。26度の角度に設計してあり、ゴミのたまりやすい部屋の隅や角まで入り込んでかき出す。

また花粉やカビなどのアレルゲンをとらえ、本体のダスト容器に閉じ込める。ゴミはクリーンベース内の密封型紙パックへ排出。ダスト容器30杯分のゴミを収納でき、数週間は掃除のことを気にかける必要がないとか。

床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」とも連携する。ルンバが床を掃くのを終えると自動で通知し、すぐブラーバが拭き始める。スマートフォン上の専用アプリケーションで設定すれば「ルンバでリビングとキッチンを掃除したあと、ブラーバでキッチンのみを水拭き」などといった設定も可能。

ルンバ s9+はマットブラックとブロンズを基調としたデザイン。リビングに飾っておいても自然と溶け込むようなカラーリングを施したとのこと。直販サイトでの価格は16万9,800円(税別)。