ホンダはロボット芝刈機「Miimo(ミーモ)HRM520」を発売した。

ホンダ、ロボット芝刈機「Miimo HRM520」を発売

ホンダがロボット芝刈り機を発表したのは、2012年8月のこと。その後欧州で発売され、今年は米国でも販売が開始された。2012年当時の報道向け資料では、ミーモは同社が1986年から続けてきたロボット研究の成果となる最初の商用ロボット製品であり、ASIMOの友達であるとされていた。


ホンダ、ロボット芝刈機「Miimo HRM520」を発売
ASIMOの友達、ロボット芝刈機ミーモ
(2012年の報道向け資料より)

ミーモは、ロボット掃除機と同様に、「本体」「充電ステーション」そして芝刈り作業範囲を設定する「エリアワイヤー」の3つで構成された商品。ロボット掃除機は床のホコリを吸うが、ミーモは作業範囲内の芝を自動で刈る。充電残量を検知して自ら充電ステーションに戻って再充電を行う自動充電機能など、ロボット掃除機の機能を芝刈り機の世界に持ち込む1台と言ってよいだろう。

曜日・時間・エリアを任意に設定可能。加えて、毎日伸びる芝の先を細かく刈り、芝の根元へ落とすため、集草・廃棄の手間が省け、芝刈りにかけていた労力を大幅に軽減できる。

最大登坂能力は25度。この強力モーターと傾斜自律制御システムにより、傾斜地や起伏のある場所であっても高い直進性を発揮し、均一に芝を刈り整えられる。

ロボット芝刈機「Miimo HRM520」
最大登坂能力は25度
(画像はホンダUKのサイトから)

本体各部にはパッキンを施した防滴構造を採用。雨水やスプリンクラーなどによる水の浸入を防ぐことが可能だ。

ロボット芝刈機「Miimo HRM520」
スプリンクラーの水を浴びても平気
(画像はホンダUKのサイトから)

ミーモのメーカー希望小売価格は53万7,840円(消費税込み)。敷設費用は別途必要となる。