
「Cinego」はどこでも映画を観られる4K対応ヘッドマウントディスプレイ。米国サンフランシスコに本拠をおくGOOVIS Cinegoが開発した。

大型テレビの代わりとなるデバイス。20メートル先に800インチサイズのスクリーンを設置したような効果を得られるという。

同様のヘッドセットは2000年頃に一時流行したが、定着することはなかった。理由はいくつかあったが、最大のものは、ヘッドセットで視聴できるソフトが限定されていたことだと考えられている。
だが現在の技術であれば、この問題は改善できる。「Cinego」は32GBのストレージを装備。これに好みの映画ファイルをコピーして視聴できる。Micro SDスロットがあるので、容量拡張することも可能だ。USBコネクタにフラッシュドライブを挿して使うこともできる。

Wi-FiやBluetoothにも対応。スマートフォンと接続して、AmazonプライムビデオやHulu、Netflixといった各種ストリーミングサービスを、大画面で楽しむことも可能だ。LINEやSkypeを使い、ビデオ通話をすることもできる。


HDMIコネクタを装備。XBox OneやPS4、Nintendo Switchなどを接続して、大画面でゲームを楽しむことも。

GOOVIS Cinegoは現在、「Cinego」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、499ドルの出資+送料等で「Cinego」を1個入手可能だ。出荷は2018年3月に予定されている。
