迷路ゲームのように、傾けてボールを転がして
スコットランド セント・アンドルーズ大学の研究者は、新たな文字入力方式「SWiM」を開発した。小さなサイズ、または大きなサイズのタッチスクリーンで、文字入力が楽になるという。
これは、一般的な文字入力を補助する目的で開発されたシステム。左右どちらかの手が塞がっているときに、片手だけで入力できるようにデザインされている。
「SWiM」を起動すると、画面にはqwerty配列のキーボードとボールが表示される。このボールを迷路ゲームで遊んでいるときのように傾けて転がし、目指す文字の上に達したときにセレクトボタンをタップ。文字を入力するという仕組みだ。
開発者は、このシステムはスマートウォッチのように、小さな画面での文字入力に便利だと述べている。また、タブレットのように大きな画面で片手入力する際にも有効だとしている。
同大学では、このシステムでの入力速度を検証している。それによれば、調査対象となった人は、初めての入力時には1分間で15文字しか入力できなかったという。だが90分間の練習の後には、32文字の入力ができるようになったとしている。
「SWiM」を使用した入力の様子については、次の動画を参照されたい。ゲームをしているようで、なかなかに楽しめる動画だ。