水素自転車「Alpha」が第二世代「Alpha Neo」に進化

水素自転車「Alpha」が第二世代「Alpha Neo」に進化

フランスのPragma Industriesは同社による水素自転車「Alpha Neo」を開発。現在欧州市場向けに予約受付を実施しています。

Pragma Industriesによる水素自転車とは?

Pragma Industriesは、同社による水素自転車の第一世代モデル「Alpha」を地方自治体などに納入した実績を持つメーカー。このモデルは水素を圧縮して収納するタンクを装備した燃料電池車で、水素を使って発電した電力でモーターを回して走行をアシストする、という仕組みを持っています。


水素タンクをフルに充填すれば約100キロの走行アシストが可能に。また、水素の充填は2分以内で、従来の電動アシスト自転車のようにバッテリーが充電されるまで長時間待つ必要が無いというメリットを持っています。

進化した「Alpha Neo」

Pragma Industriesは「Alpha」製造時に学んだことを活かし、また顧客からの意見も取り入れて「Alpha Neo」をデザインしました。第二世代となった「Alpha Neo」では水素をフル充填すると150kmのペダルアシストが可能になります。

水素自転車「Alpha」が第二世代「Alpha Neo」に進化

モーターはリアハブタイプ。欧州の法規に従いモーターの出力は250Wで、最高速度25km/hまで利用者のペダリングをアシストします。制動系では前後に油圧式ディスクブレーキが採用されました。その他、自動点灯機能付きのLEDライトも装備されます。車両の重量は約30kg。ホイールには27.5インチ径で2インチ幅のタイヤが装着されます。

水素自転車「Alpha」が第二世代「Alpha Neo」に進化

Pragma Industriesは「Alpha Neo」の製造を2023年初夏に開始する予定としています。