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Microsoft Officeのプロダクトキーが不正コピーされた?その警告、ニセモノかも

WordやExcelなど多くの人が仕事に使っている「Microsoft Office」製品。そのライセンスが不正コピーされたなどと、偽の警告をするメールが出回っている。

日本マイクロソフトの公式ブログによると、「ご注意!!OFFICEのプロダクトキーが不正コピーされています。」という件名の不審メールを、何者かが2017年1月11日深夜から不特定多数に断続的に配信している。

このメールはマイクロソフトから配信したものではなく、記載内容は事実ではないそう。メールの受信を確認した場合は、開かずにそのまま削除して欲しいという。

万が一メールを開いてしまった場合は本文中に記載のURLを開かないように注意している。さらにもしURLを開いてしまった場合は、クレジットカード情報などの入力を求める画面があらわれるが、絶対に情報を入力しないよう、うながしている。

偽メールの文面例
日本マイクロソフトの公式ブログが発表した偽メールの文面

偽メールの送信元メールアドレスは例えば「support@microsoft-securityprotection-support.com」などとなっている。

本文は次の通り。

「セキュリティ警告!!

お使いになっているオフィスソフトの授権が終了されてしまう可能性があります!!

日本マイクロソフトセキュリティチームはお使いのオフィスソフトのプロダクトキーが違法コピーをされた可能性があることを発見しています。

攻撃者はお使いのオフィスソフトのプロダクトキーを利用して他のオフィスソフトを起動しようと試みています。ご本人の操作なのか確定できないため、お手数ですが直ちに検証作業をしてくださいますようお願いします。

検証作業をしていただけない場合、日本マイクロソフトはお使いのオフィスソフトのプロダクトキーの授権状態を終了させていただきますので、ご了承下さい。

今すぐ認証。

*ライセンス認証(マイクロソフトプロダクトアクティベーション)とは、不正コピーを防止するための技術で、手続きは短時間で簡単に実行できます またこの手続きは匿名で行わるので、お客様の個人情報は保護されております」

以上の文面は、ところどころまだ違和感はあるものの、それなりに自然な日本語になっている。

言葉使いのうまいサイバー犯罪者が加わっているのだろうか。もっとも最近は人工知能(AI)技術を支える機械学習などの進歩により翻訳アプリケーションの精度も向上しているので、外国の犯罪者であっても偽の警告文を以前よりうまく日本語にできるのかもしれない。

いずれにしても用心深い人であれば、まずひっかからない手口ではあるが、Microsoft Officeを使っている層は幅広い。サイバー犯罪に詳しくない家族や知人がいるなら、一声かけておくのも一案だろう。