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スマートフォンの月額料金 |
携帯電話の通話料金を安く抑える方法として、キャリア番号以外の通話サービス/アプリケーションを利用する方法がある。それらのサービスやアプリの利用について尋ねたところ、58.9%が利用したことがあると回答した。さらに、利用したことのある通話サービスやアプリを尋ねたところ、最も利用率が高かったのは「LINE電話」(75.0%)で、次いで「Skype」(33.9%)、「楽天でんわ」(11.8%)が続いた。
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利用したことがある通話アプリケーション/サービス |
一方、キャリア番号の必要性についての設問では、87.5%が「とても必要」「どちらかと言えば必要」と答えるなど、その必要性が浮かびあがった。必要だと思う理由として、「時々使用するので念のため」が35.3%で最も高く、次いで「公共サービスの登録で必要」が33.0%、「万一かかってくる時のため」が29.0%となった。
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キャリア番号の必要性は高いようだ |
現在、携帯電話の通信料金を安く抑える方法として、格安 SIM カードの利用が話題になっているという。実際に格安 SIM カードの存在を知っているか尋ねると、「よく知っている」「だいたい知っている」「名前を聞いたことがある」までを含めた認知率は84.1%にのぼった。
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認知度は高く、約半数が今後普及すると予測 |
一方、格安 SIM カードの利用率は18.0%と、まだ大規模な普及には至っていないようだ。利用しない理由として、「どの SIM を選んでよいかわからない」が34.8%で最も多く、「サポートが不安(20.0%)」「なんとなく不安(13.6%)」など、認知はあるが理解が進んでいない現状が浮かびあがった。しかし、今後同カードが普及するかについての設問では、「普及すると思う」「まぁまぁ普及すると思う」が合わせて49.9%にのぼった。
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格安 SIM カードを利用しない理由 |
MMD 研究所は調査結果に加え、格安 SIM カードの比較表を独自にまとめており、同社のホームページから閲覧できる。音声通話付きの SIM カードに対象を絞っているため、キャリア番号を必要とする利用者にとっても参考になりそうだ。
調査期間は2014年7月10日から7月14日の5日間で、20代から50代のスマートフォン利用者892人を対象に実施した。