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皆既月食の全行程を生中継 (出典:ウェザーニューズ) |
皆既月食は、月が完全に地球の本影に入ることで赤銅色に見える現象。今回は、皆既食だけでなく、部分食の始めから終わりまでが日本全国で見られる好条件。国立天文台によると、4月4日の19時15.4分に月が本影に入って欠け始め、月全体が本影に隠される皆既食は20時54.2分から21時06.4分まで続く。その後、本影から出て部分食が終わるのが22時45.1分。日本のどこで見ても時刻は変わらない。
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東京での月食の見え方 (出典:国立天文台) |
今回の皆既月食は、日本の広い地域で花見シーズンと重なったうえ、土曜日の比較的早い時間帯に全行程を見ることができる滅多にない機会だ。今回のチャンスを逃すと、桜の時期と皆既月食が重なるタイミングは2032年までない。
こんな貴重な天体ショーを見逃さないようにするため、ウェザーニューズはスマートフォン用アプリケーション「ウェザーニュースタッチ(iOS 版/Android 版)」で皆既月食の始まりを「流星キャッチャー」登録者に通知するとしている。
ただし、4月4日の夜は広い地域で皆既月食の観測に向かない天気になりそうだ。ウェザーニューズが公開している「皆既月食見えるかなマップ」によると、西日本から東日本は雲が広がりやすく、北日本も雲が多いという。東北北部や北海道では雲の隙間から見られるチャンスがある程度。しかし「沖縄は晴れて、バッチリ皆既月食を楽しめる」見通し。
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残念ながら見られない地域が多そう (出典:ウェザーニューズ) |
こんな桜と月食を一緒に楽しめればなぁこんな桜と月食を一緒に楽しめればなぁ |
こんな桜と月食を一緒に楽しめればなぁ |