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南紀白浜で世界初の耐災害ネットワークの実証実験を

情報通信研究機構(NICT)が和歌山県西牟婁郡(にしむろぐん)白浜町に耐災害ワイヤレスメッシュネットワークを構築、5月3日の白良浜海開きイベントで実証実験を開始した。

実証ネットワーク構成

白良浜だけでなく、千畳敷や番所山公園などの観光スポットや白浜町役場に「情報通信ステーション」装置を設置し、Wi-Fi によるインターネット接続を提供する。

耐災害ワイヤレスメッシュネットワークは、情報通信ステーションで構成される。情報通信ステーションは、通信機能と情報処理機能とをひとつにまとめた装置で、複数のステーションが連携して、通信と情報処理を行う。インターネットとの接続が途切れた状態でも、情報通信ステーション同士を網の目(メッシュ)状につなぎ、メッセージの配信やユーザー同士の通話ができる。

実際の情報通信ステーションの設置例

白浜町では情報通信ステーションを9か所に設置し、それらを免許不要の無線で相互に接続し、屋外観光スポットにも Wi-Fi スポットを設け、最大規模の耐災害ワイヤレスメッシュネットワークを構成した。
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