
画像はE-AUTOリキシャ(左)とHonda Mobile Power Pack Exchanger e:(右)
このサービスは、リキシャのドライバーが電池残量の少なくなった「モバイルパワーパックe:」を、街中に設置されたバッテリー交換ステーションで満充電のものと交換できるというもの。利用することで電池切れの心配や、充電待ちで利用客を失うリスクを軽減できる。
ホンダはこのサービスの開始にあたりインドに現地法人を設立。街中にバッテリー交換ステーション「Honda Mobile Power Pack Exchanger e:(モバイルパワーパックエクスチェンジャーイー)」を設置して「モバイルパワーパックe:」の貸し出しを実施する。


インドでは温室効果ガス排出の約2割を占める輸送部門の電動化を積極的に推進しているが、中でも800万台以上保有され、人々の日常の移動手段として欠かせないリキシャは電動化への重要な課題となっているという。
だが、現在の電動モビリティは「短い航続距離、長い充電時間、高いバッテリーコスト」という3つの課題を持っている。ホンダはバッテリー交換ステーションの活用によって航続距離と充電時間の課題を、またバッテリーをシェアリングすることでコストの課題を解消し、リキシャ電動化の加速に貢献する。
ホンダはすでに、2021年2月からインドで実証実験をスタートさせており、30台のリキシャで20万キロ以上の営業走行を実施。課題の洗い出しや事業性の検証などを行ってきたとしている。