ホンダ「シェアサイクル用2電源システム」

ホンダは、スマートフォン用のモバイルバッテリーを活用して、シェアリングサービス用電動アシスト自転車の充電残量低下を解消する「シェアサイクル用2電源システム」を開発しました。 

ホンダ「シェアサイクル用2電源システム」
ホンダが「シェアサイクル用2電源システム」を開発

シェアサイクルのサイクルポートで発生しがちな、“充電不足で自転車に乗れない”問題の解決を目指したシステム。利用者が手持ちのモバイルバッテリーをシェアサイクルに接続することで、本体バッテリーの充電レベルが低下しているときでも、モーターアシストによる走行を可能にします。


ホンダ「シェアサイクル用2電源システム」
スマホ用モバイルバッテリーでも
モーターアシストが可能に

このシステムにより、シェアサイクル利用者はモバイルバッテリーを持ち歩くだけで、安心してシェアサイクルを利用可能となります。

ホンダ「シェアサイクル用2電源システム」
バッテリー切れの自転車にも乗れるようになる!

このシステムでは、シェアサイクル事業者にもメリットがあります。シェアサイクルで使用される電動アシスト自転車のバッテリーはサイクルポートで充電されていると思われがちですが、多くの場合はそうではありません。シェアサイクル用自転車は利用者が使用した後、トラックを使ってマンパワーで再配置されていますが、このときに同時にバッテリーの交換が行われています。バッテリーの交換と充電作業にかかるコストはかなり大きなものに。「シェアサイクル用2電源システム」を導入すれば、事業者による充電コストの削減も見込めます。

ホンダ「シェアサイクル用2電源システム」

ホンダは「シェアサイクル用2電源システム」の実証実験を2022年中に実施し、将来の事業化に向けた検討を進めていくとしています。